クレジットカード参考書
クレジットの発祥
「クレジット」という概念は貨幣の歴史よりも古くから存在します。
『種子を前借し、後で収穫された穀物にて返す。』
クレジットの歴史は有史以前の農業による定住化が始まった新石器時代まで遡ると言われております。
現存する史実では、紀元前18世紀、メソポタミアで制定された「ハムラビ法典」には既にクレジットに関する条項が定められています。この法典は2メートルを超す黒い石碑に刻まれ現在はルーブル美術館にて見ることが出来ます。
282項の条文の中に
第71条:固定利息を超えた債権者にはその負債を取り上げる罰
第48条~52条:借金のある農民の救済 洪水や旱魃の年の返済免除
第113条:債権者が債務者の大麦を取り上げ支払いにあてることの禁止
第116条:担保となった人が死に至るような虐待の禁止
など色々な形のクレジット、利率、返済方法、保証から取り立てまで規定されております。
しかし、クレジットの発展は容易なものではありませんでした。
旧約聖書レビ記25章37節には「人に自分の金を高利で貸してはいけない。人に自分の食べ物を増やすことを目的とし貸してはならない。」と記述されています。
また、ギリシアの哲学者プラトンとアリストテレスは高利貸し(ウスラ)に関し強く否定し、ローマカトリック教会の思想に千年以上にわたって影響を与えました。
このように、絶大な影響力を誇るキリスト教にて高利貸し(ウスラ)が道徳的に強く否定されたことは、クレジットの発展を近年まで抑えることとなったのです。
参考文献:
クレジットの知識 植田蒼著 日経文庫
消費者クレジットの世界史 F・J・ラブリュイエール、R・M・ヘルピ共著 (社)金融財政事情研究会
アメリカクレジット産業の歴史 L・マンデル著 日本経済評論社
ハンムラビ法典-Wikipedia
クレジットカード参考書 : 記事アドレス | コメント (0) | トラックバック (0) | September 7, 2007
コメント
コメントを送ってください